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今夏はラニーニャ現象で大雨とサイクロンの危険

【ACT29日】   気象局によると、今夏はラニーニャ現象の影響で大型のサイクロンや大雨が発生する可能性が高いと予想される。

ラニーニャ現象は水面温度の変化に関連し、大雨や熱帯低気圧が増える。雨の多い夏は山火事の危険を減少させるが、過去にはQLD州北部を襲ったサイクロン「ヤシ」が数百万ドルの損害を引き起こすなど、ラニーニャ現象も悲惨な状況をもたらしている。

スカイ・ニュースのトム・サウンダース主任気象学者は、「概して、昨年のエルニーニョ現象の真逆だ。昨年は気温が非常に高く乾燥し、砂塵嵐も見られ、山火事の被害も大きかった。ラニーニャ現象では大雨や洪水、熱帯低気圧の危険が高まる」と話した。

国内の大部分で今春、平年を上回る降雨量が予想され、東部では夏中にかけて大雨が降る見通しだ。日中気温は低く、熱帯低気圧の危険が高まる。国内の気温は1910年以降およそ1.4度上昇し、過去数十年で秋冬の降雨量が10~20%減少している。

米国の海洋大気庁(NOAA)は今月初め、ラニーニャ現象がすでに確認されたと発表した。

ソース:news.com.au- La Nina declared for 2020-21

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