【NSW州ニューカッスル8日AAP】 化石燃料から再生可能エネルギーへの転換を求める世界的な動きの一環として、シドニー北部ニューカッスル市で大規模な抗議活動が行われ、66人が逮捕された。
警察によると、8日の抗議活動にはおよそ1500人が参加した。市北西部サンドゲートでは、石炭鉄道路線を封鎖して57人が逮捕された。ニューカッスル港でも午前11時以降、石炭運搬船の出入港をカヤックで妨害するなど、およそ200人が抗議活動に参加した。
サンドゲートでの抗議活動に参加した学生のジェシー・カリックさんはAAPの取材に対し、「今日ここにいることで、自分自身を逮捕や罰金などの危険にさらすことになるが、気候変動に対処しないことによるリスクはずっと大きい」と話した。
環境保護団体「350.org」のスポークスマンは、「7月2日の連邦総選挙実施が発表される今日、政界リーダーらに向けて気候変動問題の重要さを訴える」と語った。また、逮捕者が多数出たにもかかわらず、抗議活動は秩序が保たれたとの見解を示した。