【パース18日AAP】 オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)がWA州大手鶏卵卸売りの「スノーデール・ホールディングス」に対し、、放し飼いを意味する「フリーレンジ」をうたうパッケージ表示は消費者の誤解を招くものだと訴えている裁判の公判が開かれた。
ACCCは2013年12月、WA州カラブーダとスワン・バレーにあるスノーデールの養鶏場について、近隣住民からの苦情に基きスノーデールを提訴した。連邦裁判所で開かれた公判では、ほとんどの鶏が養鶏場の建物から外へ出たことがないなどの実状が明らかになった。
一方、スノーデールは問題とされる施設について、2013年からフリーレンジの鶏卵には使用していないと主張。同州内でフリーレンジ鶏卵用に使用されているジンジンの施設は1ヘクタールに1500羽以内と世界でも最高レベルの環境を保っているとしている。