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痛み別ニューロフェンの罰金 少額過ぎ

【シドニー23日AAP】   異なる痛みを標的にするとされる鎮痛剤「ニューロフェン」の製品が、標準品と同じ有効成分を含んでいたことで、製造会社への罰金額が少なすぎると消費者監視団体は訴えている。

オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は、英国に本社を置く製造会社「Reckitt Benckiser」が問題の製品から数百万ドルの利益をあげたとして、連邦裁判所が言い渡した罰金170万ドルは不十分であり、少なくとも600万ドル課されるべきだとの見解を示した。

ACCCのシムズ委員長は23日、「同企業の規模を考えると、170万ドルの罰金額は抑止力として不十分であり、単に事業展開における経費とみなされる可能性がある」と声明を発表した。

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