【メルボルン6日】 シドニーを象徴するオペラハウスの設計者にまつわるストーリーが、映画化されることがわかった。
デンマーク人建築家のヨーン・ウツソン氏は1957年、世界的公募デザインで選ばれ、オーストラリアに到着した。同氏の斬新なデザインは、即座に内政や妬み、予算制約の標的となり、デザインがエンジニアリング上の解決に数年かかることもわかった。ウツソン氏は1966年に設計を辞任させられ、オペラハウスは政府が取り決めた建築家らによって完成された。
映画「Utzon, The Man Behind The Opera House」は、デンマーク、スウェーデン、オーストラリアの共同制作による。演出家のジャン・マーネル氏は、「夢が叶うのを見ることが許されなかった創造者の話は、映画化にふさわしい」と述べた。脚本家のペター・スカブラン氏も、「ウツソン氏があらゆる困難に負けずにオペラハウスを建設した話は興味深い」と話した。