【ブリスベン7日AAP】 QLD州の州立学校で任意で行われる宗教教育に関し、生徒をキリスト教徒になるべく勧誘しているという申し立てがあった。州政府は同課程の見直しを行うとしている。
ブリスベンのウィンザー州立学校のマシュー・ケオング校長は先週、同校で長年行われてきた宗教課程「コネクト」が布教活動を禁止する指針に違反するとして、一時停止を保護者に通知した。コネクトの教材は聖書知識の参照を超え、子どもたちをキリスト教徒になるべく勧誘しているという。
ジョーンズ州教育相は7日、「布教活動禁止の指針に反するいずれの教材も取り除かれる」と述べ、問題の教材を再調査しているとした。
州立校における宗教指導者をサポートするScripture Unionは、子どもや若者に思想の強要や操作をするべきでないとして、教育省の宗教教育指針を称賛した。また、子どもの宗教教育への参加は保護者の選択によるとして、これを維持・尊重すべきだとした。