【ACT17日AAP】 コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、国内でも景気後退に陥っているが、多くの人やビジネスには利益やコスト削減の効果もあったことから、専門家は国産品購入へ移行することが経済復興と雇用創出に貢献するとの見方を示している。
世界四大会計事務所KPMGの調査によると、2019年から2020年の国境封鎖が行われる前までにオーストラリア人が海外旅行に支出した金額は320億ドルだった。
同社の経済専門家は、1世帯あたり5ドルごとにつき1ドルを貯蓄に回していることから、「国産品を購入することは、経済効果だけでなく、さらに広範囲な利益となる。世帯ごとに毎週50ドル分追加で国産品を購入することで、300億ドルの経済効果が生まれ雇用創出に繋がる」と述べている。
また、AlphaBeta 社による経済モデルによると、国民全員がそれぞれ国産品を100ドル分消費することで3000人分の雇用創出に繋がるとの見解を出している。
カレン・アンドリューズ産業相は「厳しい時期だからこそお互いを助け合うのはオージーの本質。国産を購入することで、メーカーやその従業員だけでなく農家の人や、運転手、グラフィックデザイナーなど、そこに付随するビジネスや従業員も支援できることになる」と述べた。
ソース: news.com.au – Dollars and jobs that flow from buying Australian-made goods