【シドニー10日AAP】 ニュージーランド航空は、格安航空バージン・オーストラリアの株式の約20%を、中国のコングロマリット、南山グループに売却することを決めた。これにより中国企業による豪バージン株の保有率は約3分の1となる。
南山グループは豪バージン株を3億140万ドル、1株当たり33セントで取得。同グループは2014年に青島航空を立ち上げ、出資を行っている。豪バージンは、数週間以内にも売却手続きに関し南山グループの関係者らと会う予定で、これを楽しみにしていると述べた。
豪バージンは先に、中国の航空大手である海航(HNA)グループと戦略的提携を結んだことを明らかにしており、HNAは豪バージン株の13%を1億5900万ドルで買収した。今回の南山グループによる買収と合わせると、これらの中国企業が豪バージン株の約3分の1を保有することになる。