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心臓病施設欠如で子ども4人死亡 SA

【SA20日】   アデレードの婦人小児病院(WCH)に小児用心臓病施設がないため、1か月で子ども4人が死亡したとわかった。

SA州公衆衛生サービス委員会の公聴会で、子ども4人の死亡は心疾患サービスの欠如によると非難された。通常、同州で心臓手術が必要な子どもはメルボルンの王立小児病院に搬送されるが、VIC州で新型コロナウイルスが流行したため阻止された。シドニーのウエストメッド病院はケース・バイ・ケースで患者を引き受けている。

産科医のジョン・スビゴス准教授は公聴会で、「WCHは国際的レベルの病院から二流に落ちた」「通常とは異なるコロナ禍でメルボルンに搬送できないなか、WCHに施設があれば亡くなった赤ちゃんらは恩恵を受けたはずだ」と述べた。

国内で小児用心臓病施設を持たないのはSA州だけ。昨年、同病院の職員が同施設の導入を提案したが、手術技術を維持するほど症例がないとして却下された。

WCHは「全患者に最高品質の治療を提供し、SA州の子どもは必要なサービスをいつでも受けられる」「複雑な心臓手術を必要とする子どもは、メルボルンの王立小児病院に搬送する」「小児心臓手術の導入は現在検討中にある」と声明を発表した。

ソース : news.com.au -Four children die in one month as Adelaide hospital called ‘second class’

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