【シドニー14日AAP】 NSW州の独立価格規制裁定委員会(IPART)は、家庭向けの水道料金を7月1日より値下げすると決定した。今後4年間で、世帯当たり年間100ドルの水道料金削減になるという。
水道料金は1キロリットルあたり31セント値下げの1.97ドルに、さらに固定の水道・排水サービス料金も引き下げられる。使用量が一般世帯と同程度の中小企業もこれに該当する。IPARTのピーター・ボクソール委員長は、「求められるサービス条件を満たしつつ、シドニー・ウォーターの蓄えを顧客に還元できる」と述べた。
NSW州のブレア水資源相は14日、「世界最高品質の飲料水供給を妥協することなく、シドニーに住む世帯の負担を軽減できることを誇りに思う」と声明で述べた。