【ブリスベン20日AAP】 クイーンズランド大学が行った研究によると、「フライイン・フライアウト(FIFO)」と呼ばれて家族と離れて働く人のパートナーや子どもは、心理的・行動的問題を抱える可能性が高いという。
研究では、FIFO勤務者のパートナーは鬱(うつ)状態になったりストレスや不安を抱える可能性が高く、それが子どもに影響することがわかった。また、子どもに対するしつけもより厳しい傾向にあるという。
同大学の育児・家庭支援センターのカサンドラ・ディットマン博士は、「FIFO勤務者と家族に対する支援の必要性を、業界と政府が認識することが重要。家庭に優しくバランスのとれた勤務表への変更は、問題解決へのごく一部にすぎないだろう」と述べた。
さらに、自宅通勤者と比較してFIFO勤務者からは、仕事と家庭での衝突やアルコール使用の報告がより多かった。