【ブリスベン22日AAP】 野菜・果物の歴史的に良好な生育条件によって食料品価格が引き下げられたが、長く続かない可能性が示唆されている。
5月の消費者物価上昇率は、オーストラリア準備銀行の目標幅を大きく下回って下落し、野菜・果物の価格は4.1%急落した。
スーパーマーケット大手コールズのジョン・ダーカン最高責任者は、「かつてないほど良好な生育条件が1ー3月期でみられ、特にバナナで顕著だった」と述べた。同氏はまた、自然な需要と供給による値下げは徐々に消失に向かうとの見解を示し、「農家と連携して効率性を高め、低価格を維持していく」と話した。
価格の引き下げによって、1ー3月期でコールズの食料品と酒類の売り上げは4.9%上昇した。一方、ライバルのウールワースは0.9%減少した。