【NT25日】 新型コロナウイルスの影響で、NT準州のマンゴー農家は収穫者の確保に悩み、価格も上昇した。なかには夜通しで収穫作業を行う農家もいる。
キャサリンのマイケル・カーティスさんの農場で、収穫者らは「私たちはマンゴーが好き」と書かれたマスクをして作業している。カーティスさんは9月にバヌアツから収穫者を確保し、経験のない作業者もすべて受け入れた。さらに、生産性を上げるために巨大なLEDライトを導入して夜間の作業を開始した。午前2時から11時頃まで収穫する。午後に気温が40度に達すると、作業のスピードが著しく下がるからだ。
バヌアツは新型コロナウイルスの感染がないが、収穫作業者らはダーウィン近くの施設で隔離する必要があり、費用は農家が請け負う。
一方、マンゴーの価格は昨年比50セント以上増の2ドル50セントに上がった。マンゴー産業協会(AMIA)のロバート・グレイ責任者は、「コロナ禍でレストランより家で食べることが多くなり、“小さな贅沢“を楽しみ、健康に良い食べ物や嗜好品を買う人が増えた」と話す。消費者の健康意識に加え、全国の収穫量もおよそ10%下がったため、9月の取引価格も昨年比およそ30%上昇した。
ソース : abc.net.au – COVID-19 is pushing up prices for NT mangoes, but growers are battling to pick them