【パース28日AAP】 ABC局とフェアファックス社が合同で行った報告によると、移民局の内部腐敗疑惑130件以上が国内の法執行公正委員会(ACLEI)に提出された。学生ビザ、技術移住ビザ、457就労ビザプログラムで膨大な不正行為があったとされる。
ビショップ外相は28日、「これらの疑惑は深刻であり徹底調査されるべきだ」と述べた。
移民局は、これらは今回新たにあげられた疑惑ではなく、数年前に調査が終了しているものもあるとした。また、局員が関与する疑惑は非常に少ないとして、国境警備隊も通関業者の認可協定の見直しを行っており、不正が認められる場合には免許キャンセルや一時停止を行うと説明した。
野党のショーテン労働党党首は、「報告の半分が事実であれば、政府はビザ制度を弱体化させたことになる」とコメントした。