一般

WA州がタクシー補助金 ウーバー対策

【パース29日AAP】  WA州政府はウーバーとの競争が激化している同州内のタクシー業者に対し、さらに補助金が支給される可能性が出てきた。同政府はこれまでに一車両のタクシーにつき2万ドルの補助金と、経済的に困窮した場合に利用できる基金を設置している。

配車サービスアプリのウーバーは、2014年にWA州でサービスを開始。その後、タクシーとウーバーの競争は激化の一途をたどっている。WA州のナルダー運輸相は、補助金が導入された当時は適当な額だったが、今年に入り各社が値下げに踏み切るなど状況が一層厳しくなっていると指摘し、「州政府は該当企業に対し、しかるべき援助を行うのが妥当」と述べた。

さらにナルダー運輸相は乗車ごとの課金制度の導入や、制度の継続期間について議論を進めるよう同省内で指示したことを明らかにした。同相はまた、タクシー業界へのさらなる援助に必要とされる法令の改正についても、年内に草案作りを完了させたいとしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら