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不確かな選挙結果を懸念 財界首脳ら

【メルボルン3日AAP】   国内のビジネスリーダーらは、連邦選挙結果は予想される最悪の状況だとして、直ちに政権を発足させる必要があると懸念を示している。

オーストラリア企業役員協会(AICD)のジョン・ブローデンCEOは、不確かな状況を長期的に続ける余裕はないとして、「絶対多数政党のない議会となった際には、主要・少数政党議員ともに早期解決に合意して政権を発足させる必要がある」と話した。前回2010年には、政権発足に数週間要したという。

オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCI)のジェームス・ピアソンCEOも「政策の行き詰まりをさらに3年も行う余裕はない」と話し、無所属議員らに対して、小規模の問題を乗り越えて国益のために決断をするよう呼びかけた。

また、オーストラリア産業グループ(AIG)のインズ・ウィロックス最高責任者は、「誰が選挙で勝っても、課税や職場関連、予算修正や雇用創出など数々の問題への対応を迫られることになる」との見解を示した。

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