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ドッグレースが17年に廃止へ NSW

【シドニー7日AAP】  NSW州のベアード首相は7日、同州議会の審問で数々の動物虐待の事実が明るみに出たグレーハウンド犬によるドッグレースについて、フェイスブック上に「NSW州におけるドッグレースを廃止することを、正式に発表する」との声明を投稿した。

同投稿の中でベアード首相は、ドッグレースについて、「何万頭もの犬が殺されるなど、違法かつ非道な行いが日常的に行われていた」と指摘した。NSW州では、過去1年間にレース出場が見込めないとの理由で、4万8000頭から6万8000頭が殺処分されたことが分かっている。

NSW州のグラント副首相は、ドッグレース業界の株主らに対し「政府として協力していく」と述べ、動揺しないよう呼びかけた。またグリーンズ(緑の党)のファルキ議員は、「非常に素晴らしい、画期的な決定」と評価するとともに、「動物たちにとっての勝利だ」と述べた。

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