【メルボルン8日AAP】 オーストラリアの通信大手テルストラは、パースとメルボルンのコールセンターで働く300人以上の従業員を解雇する方針を明らかにした。今後は、国内で行ってきたコールセンター業務をフィリピンの下請け企業に委託するとしている。
テルストラは決定について、顧客とのコミュニケーションの50%以上がオンライン上でのやりとりとなり、コールセンターの需要が減ったためと説明。また「ビジネスを簡素化させる方法を常に模索しており、サービス向上のために無駄を省いていく」と述べた。さらに、影響が及ぶ従業員に対しては責任を持って対応するとしている。
テルストラは昨年10月、ホバート、ローンセストン、パースなどで400人の解雇を発表したばかり。一方で組合は、経験の抱負な従業員が解雇されることで、今後さらに通信の不具合など問題が増加する可能性があるとの見方を示している。