【シドニー9日AAP】 NSW州のベアード首相が7日に、来年7月からのグレーハウンド犬によるドッグレース廃止を正式表明した後、レースは一時停止されていたが、監視を強化して来週から再開されることになった。
グレーハウンド・レーシングNSW(GRNSW)は、ドッグレース業界は政府のレース廃止決定に対して反対の姿勢を示しているが、来週水曜日からTABでのレースと、7月に開催されるグラフトンのグレーハウンド・クラブ主催の冬祭りが月曜日から再開されると発表した。
GRNSWによると、ドッグレースのクラブや従業員との話し合いのもと、ドッグレース業界での「適切な行為」に対しての問題はないという結論が得られたため、段階的なレースの再開が妥当であると判断したと説明した。
同州でのドッグレース廃止が施行された場合、グレーハウンド犬のブリーダーや訓練士が他州に移る危惧がある一方で、動物愛護団体はグレーハウンド犬の大規模な安楽死を懸念している。