【メルボルン22日AAP】 オーストラリアのスポーツ科学者、スティーブン・ダンク氏(52)が22日未明、自宅で就寝中に何者かに銃で襲撃され負傷した。ダンク氏は銃弾が顔をかすめ鼻などに切り傷を負い、病院で手当てを受けたが、命に別条はない。
情報によるとダンク氏は犯人に心当たりがあるが、警察は今後の調査に影響を及ぼす可能性があるとして、ダンク氏に対しメディアに情報を与えないよう求めたという。多くの情報筋がダンク氏について、金銭的な問題のほか、犯罪組織との問題も抱えていたと伝えている。
ダンク氏は昨年、AFLのエッセンドンの選手へのドーピング違反に関わったとして、ドーピング対策裁判所からAFLから永久追放処分を言い渡されている。またNRLのクロナラ・シャークスの監督を1年間の謹慎へ追い込んだサプリメントのスキャンダルにも関わったとみられている。