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越冬の白クジラ 無事にバリアリーフへ

【ブリスベン30日AAP】  QLD州の沖合を南極へ向かって移動している白クジラの「ミガルー」が、グレートバリアリーフまで無事に到達したことが分かった。ミガルーは毎年、南半球が冬の間オーストラリア付近まで来て越冬し、9月ごろから南極へ戻って行く。白いクジラは非常に珍しく、泳ぐ姿が美しいことで毎年越冬の時期には注目を集めている。

ミガルーは今月26日、ゴールドコーストの沖合を通過中、姿を一目見ようとした船が至近距離まで近づいたことが発覚。その後、QLD州の公園自然植物サービスは、他の船がミガルーまで500メートルより近くに接近しないよう護衛していた。違反した場合には最高で約2万ドルか、その場で609ドルの罰金が科せられる。

白クジラ研究所のオスカー・ピーターソン氏によると、ミガルーと一緒に行動している他のクジラが複数確認されており、これらのクジラがオスであることが判明した。ミガルーの「男友達」とミガルーは過去6年間、定期的に一緒に行動していることが分かっている。また、ゴールドコースト沖でミガルーに接近した船については、引き続き調査が行われている。

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