【パース1日AAP】 昨年WA州の下水を調査した結果、同州が国内で違法薬物アイスの使用量が最も多いことがわかった。
ハービー州警察相は、「メタンフェタミンの使用量測定結果から実際の使用者数は不明だが、同州の3.8%がアイス使用者との2013年の世帯調査結果を裏付ける」と述べた。この数値は全国平均のおよそ倍にあたる。
パースの週当たりの平均使用量を基に予想された同州のアイス総使用量は、末端価格20億9800万ドル相当の2トン98キログラムに達した。
ミシェル・ファイフ警視副総監補佐は、アイスの使用は地域社会での暴力につながり、人命や家族関係を破壊しているとして、「WA州のアイス使用量にショックを受けるべきだ」と述べた。また、同州で使用量が多い理由の1つに鉱山ブームによる金銭的余裕をあげた。
州政府は先立って、アイスの予防そして影響を受けた個人や家族などの支援に1500万ドルを拠出すると発表するとともに、リハビリを義務付ける法案を提出している。