【ブリスベン3日AAP】 オーストラリア国内で今月9日に予定されているオンラインによる国勢調査で、オーストラリア統計局(ABS)が郵送したログインに必要な固有のパスワードが記載された手紙を、ジャンクメールと勘違いして捨ててしまうケースが発生している。
ブリスベンに住む男性は、手紙の宛名が「The Resident(居住者)」となっていたことから、これをジャンクメールと勘違いして捨ててしまったという。ABSによる国勢調査の提出は義務付けられており、もし提出を怠った場合には提出するまで一日ごとに最大180ドルの罰金が科せられることになっている。
ABSは誤って手紙を捨ててしまった場合、ホットラインに速やかに連絡して新しい手紙の発行を依頼して欲しいと呼びかけているが、ホットラインにはすでに大量の依頼が寄せられているという。ABSは、「地方に住んでいる人が調査日までに手紙が届かないのではないかと心配して電話するケースが多い」と説明している。ABSによると、午後5時以降のほうが電話がつながりやすいという。