【シドニー4日AAP】 豪トヨタ自動車は4日、同社が販売する「トヨタ86」について、運転を補助するパワーステアリングに問題があるとしてリコールすることを発表した。対象となるのは2012年4月9日~2015年3月18日に生産された約1万5000台。
問題としてはパワーステアリング機能を失う可能性、および電気系統の不具合が指摘されており、これらはエアバッグ付近のワイヤー接続が適切に行われていないことが原因とみられている。豪トヨタによるとこれまでに62件の報告が上がっているが、いずれも事故にはつながっていないという。
豪トヨタは運転中に突然ハンドルが重く感じたり、パワーステアリングの警告ランプが点灯した場合には運転をやめるよう呼びかけている。また該当者には9月下旬から10月にかけてディーラーで点検を受けるよう呼びかける手紙が郵送されるという。点検は無料で所要時間は約1時間となっている。