【シドニー6日AAP】 11年前クロナラ・ビーチで発生した暴動事件を題材にして 、シドニー出身のエイブ・フォーサイス監督がブラック・ユーモアで描く「ダウンアンダー」がメルボルン国際映画祭で上映された。
2005年12月に「クロナラ暴動」と呼ばれる白人たちによる中東系に対する人種差別暴動事件の24時間後を描いた映画「ダウンアンダー」は、「(人種差別の)ばからしさと無知さを浮き彫りにした」とフォーサイス監督は語った。
同監督はブラック・ユーモアで映画を作った理由を「ドラマで作るよりコメディーで作った方が説得力がある」とし、「同じ過ちを繰り返さないためにも、人種差別についてみんなでもっと話し合うべき」と述べた。