【シドニー9日AAP】 オーストラリア初のオンライン国勢調査は、ウェブサイトの不具合や電話サービスがパンク状態になるなど、前途多難なスタートとなった。1000万世帯からおよそ2400万人が、調査に回答する見込み。
オーストラリア統計局(ABS)による国勢調査に9日、130万人以上がオンライン記入した。ウェブサイトの機能停止やエラーメッセージなど、多くの人がソーシャルメディアで苦情を訴えた。ABSはこれに対し、「9日夜に国勢調査記入を終えなくても罰金は科せられない」と強調した。また、電話サービスについても、混雑が落ち着くと予想される10日に利用するよう勧めている。
今回の国勢調査で、これまでの18か月でなく今後4年間にわたってABSが個人情報を保有することがわかった。これを受けて複数の上院議員らが、調査未記入に対する1日180ドルの罰金リスクを冒しても、名前や住所を記入しないと発表した。ABSは個人情報の流出はないと断言している。
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