【メルボルン13日AAP】 VIC州政府と同州のボランティア消防士との労働組合争議は解決への努力もむなしく、間もなく迎える山火事シーズンを前に長期化へ向かっている。
12日に同州の消防士労働組合とボランティア消防士からなる地方消防局(CFA)は修正された労働協約を承認し、このあと消防士労働組合で採決される予定で、ジェームズ・メルリーノ緊急サービス相は「これで両者の分裂と確執は終わった」と述べた。
しかし同州ボランティア消防団は、この承認に対して助言を求められておらず、最高裁判所の命令に反していると反発している。
CFAの前役員らは 合意を拒否したため同州政府に解職されており、新役員会が労働協約を承認するまで2ヶ月かかった。マシュー・ガイ野党党首は「労働協約の承認は茶番劇」と反対の意を表した。