【ブリスベン13日AAP】 QLD州では多数の在来種動物が絶滅の危機に瀕しており、州政府は生息地の植生の保全を守る法律を強化する姿勢を示している。
今週に政府機関が発表した絶滅のおそれのある動植物に関する報告書には、海面上昇で絶滅した同州最北端の島ブランブル・ケイに生息するブランブル・ケイ・メロミスなどを含む20種類以上の動植物が挙げられている。
グリフィス大学のダリル・ジョーンズ教授は「 悲しいことに国内では哺乳類の多くが絶滅している。絶滅から守るためにも生息地の保全が必須」と述べた。
スティーブン・マイルズ環境相は、前政権のクイーンズランド自由国民党(LNP)が植生管理法を緩和したため伐採木の数は2倍になり、その規模は約30万ヘクタールに及んだとし、「森林伐採により引き起こされた堆積物汚染によってグレートバリアリーフが破壊されている」と理解を呼びかけた。