【シドニー16日AAP】 国内の屋内トランポリン場の人気に伴い、発生するけがの数も急増している。医師らは、国の安全基準や予防策が必要だと話す。
過去3年で国内に新たに20か所以上の商業用トランポリン場がオープンした。毎月新たに3か所オープンすると予想される。
オーストラリア神経科学研究所(NeuRA)が行った調査によると、2014年7月から2015年1月の6か月間で、トランポリン場を訪れた17歳未満の子ども40人が医療措置を必要とした。そのうち55%が女子で、平均年齢は10歳だが最年少はわずか1歳。けがの多くは着地失敗などトランポリンの上で発生した。また、体の大きさが異なる数人の子どもたちが同時に1つのトランポリンを使ったことによるけがもあった。けがのうち半数以上が打撲や足首の捻挫だったが、3分の1以上が骨折、5人が手術と入院を必要とした。
けがの多くが軽傷である一方で、専門家らは、「トランポリン場の人気に伴って増加するけがを防ぐために、国の安全基準やデザインを導入する必要がある」と述べた。