【メルボルン１８日ＡＡＰ】　　ＶＩＣ州の首都メルボルンが「世界で最も住みやすい街ランキング」で再び１位を獲得した。これでメルボルンは６年連続の１位獲得となる。またＮＳＷ州のシドニーは昨年の７位から１１位に転落。テロ攻撃を受ける可能性が高まったことが、ランキングに影響したとみられている。

経済シンクタンクのエコノミスト・インテリジェンス・ユニット（ＥＩＵ）は１４０カ国を対象に、経済の安定、医療体制、文化・環境、教育、インフラなどの項目を調査。１位のメルボルンは１００ポイント中、ほぼ満点の９７．５ポイントを獲得した。ＥＩＵはまた、１０位圏内を維持してきたシドニーが１１位へ転落したことについて、昨今のテロの脅威が大きく影響しているとの見解を示している。

メルボルンに続き世界で最も住みやすい街となったのは、オーストリアのウィーンで９７．４ポイント、次いでカナダのバンクーバーで９７．３ポイントを獲得した。オーストラリアからはアデレードが９６．６ポイントで５位、パースが９５．９ポイントで７位と健闘。一方、最下位は３０．２ポイントでシリアの首都ダマスカスとなった。