【シドニー18日AAP】 オーストラリアのメロン生産業者らは、今年6月半ばから8月初めにかけて発生したサルモネラ菌の汚染による影響で、例年よりも売上が40%近く下落していることを明らかにした。また生産者らは、サルモネラ菌による汚染被害の心配はすでになくなったとしている。
サルモネラ菌に汚染されたメロンによる被害はNSW州だけで52人、SA州で20人、WA州とQLD州でそれぞれ9人、VIC州で8人、首都特別地区(ACT)で2人に上った。汚染はもともと、NT準州のメロン生産業者から拡大していったとみられている。
生産者らは消費者による買い控えが原因で、余ったメロンをすべて廃棄処分せざるを得ない状況となっていたが、現在は微生物検査の結果を受けてすべて安全上の問題がないことが確認されたとしている。生産者は消費者に対し、安心してメロンを購入して欲しいと呼びかけている。