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NSW州の新軽鉄道 韓国で車両製造へ

【シドニー18日AAP】  NSW州政府はシドニーからブルーマウンテン、セントラルコースト、ニューカッスルをつなぐライトレールの製造を、多国籍企業のレイルコネクトに委託することを決め、新車両の製造が韓国で行われること明らかにした。これについて組合や野党などが批判を強めている。

23億ドルに上るともいわれるライトレール製造契約を結んだのは、多国籍企業のレイルコネクトで、オーストラリアのUGLレール、三菱電機オーストラリア、現代ロテムコーポレーションなどによる合弁企業。新車両は韓国で製造され、2019年までには最初の新車両が完成する見通しで、2階建て車両には携帯電話の充電設備、幅広の座席にテーブルが設置される。

NSW州のコンスタンス交通相は、レイルコネクトによる案では25%のコスト削減につながったと説明。国内で製造することになれば、今度はコストがかかり過ぎだと批判されると述べ、テクノロジーなど様々な点を考慮して決める必要があると説明した。

一方、同交通相は、新車両のメンテナンス業務にともない、施設のあるセントラルコーストでは今後15年間で、少なくとも200人の雇用につながるとの見込みを示している。

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