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オラウータンの日 アブラヤシ保護を!

【メルボルン19日AAP】  世界オラウータン・デーの19日、VIC州のメルボルン動物園は、オラウータンの生息地であるアブラヤシの森林保護を訴えた。アブラヤシはパームオイルの原料で、無計画な森林伐採により、オラウータンの数も激減している状況となっている。

メルボルン動物園では食品などパームオイルを使用するすべての商品に、使用されているのが「持続可能なオイル」なのか、または「持続可能でないオイル」なのか、見分けられるラベル表示の導入を呼びかけている。消費者が主体的に商品を選ぶことで、アブラヤシの保護につなげたい考え。動物園は今年11月までに、政府がラベル表示の導入を決定することに期待を寄せている。

メルボルン動物園によると、毎年1000頭以上のオラウータンが、マレーシアのボルネオ島およびインドネシアのスマトラ島で死んでいるとみられ、原因はアブラヤシの伐採で生活環境が破壊されていることが原因とみられている。

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