【アデレード19日AAP】 英国に本拠を置くエネルギー関連企業のBPが、オーストラリアのグレート・オーストラリアン・バイトにおける石油掘削プロジェクトを進めていることについて、環境保護団体シーシェパードは、妨害船として知られるスティーブ・アーウィン号をポート・アデレードに停泊させて抗議運動を行うとしている。
シーシェパードによる抗議運動には、元グリーンズ(緑の党)のボブ・ブラウン氏も参加。週末には船を地元住民らに開放し、付近の湾を周遊するなどして自然の美しさや多様な生物環境に触れることで、BPによる掘削を支持しないよう呼びかけるとみられている。
一方、BPの報道官は数日中にも関連当局に環境計画書を再提出するとしている。同社による環境計画書の提出はこれで3度目。最初に提出された計画書では4か所の掘削許可を求めていたが、最新の計画書では2か所に限定されているという。