【シドニー20日AAP】 オーストラリア建設・林野・鉱山・エネルギー労働組合(CFMEU)によると、シドニー南部カリンバで6億ドルの再開発計画が行われているサザーランド病院の建設現場でアスベストが発見され、現場作業員らの命が危険にさらされていると懸念を表した。
同組合のニコラス・レクス氏は、19日に建設現場でアスベストが発見された報告を受け、20日朝に役員が出向いたところ、アスベストが確認できる場所付近で作業が行われていたと述べた。
作業員らを可能な限りアスベストから離れた場所で作業させるよう建設業者に求めたが、レクス氏は「国民の健康をよりよくする場所を建設している場所で、政府は作業員の命を軽視している」と憤りを表した。同氏はスキナー州保健相に調査するよう求め、アスベストが除去されるまで作業を中止するべきだとした。