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ドッグレース廃止法案が可決 NSW

【シドニー24日AAP】   NSW州で議論の的となっているドッグレース廃止法案が、マラソン討議の末24日午前4時頃、州議会で可決された。

州中西部ダボのグレイハウンド・クラブで会長を務めるシェイン・スティフさんは、14時間にわたる討議を州議事堂で見守った。スティフさんは、「人生山あり谷ありだが、家族や子どもを亡くすのと同じくらいコミュニティにとって辛いことだ」と話した。また、戦いは決して終わっていないとして、高等裁判所で争う姿勢も示した。

グレイハウンド・レース禁止法によって、違反者には懲役1年および最高1万1000ドルの罰金が課せられる。過去12年で “競争力のない”グレイハウンド犬6万8000頭が殺処分され、訓練士5人に1人が生きた動物を餌に使って訓練をしていたことがわかり、レースを禁止する声が広がった。

国内のグレイハウンド・レース協会の広報担当で元訓練士のニール・ブラウン氏は、「NSW州の結果にVIC州の業界関係者らも非常にショックを受けている」と述べた。

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