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同性婚問う国民投票 グリーンズは反対

【キャンベラ26日AAP】  オーストラリアのグリーンズ(緑の党)のリチャード・ディ・ナターレ党首は26日、同性婚の合法化を問う国民投票の実施を支持しない方針を発表した。党会議の決定に従ったもので、代わりに議会での議員による自由投票の実施を求める考え。

ナターレ党首は「結婚の平等を保障するために、最もシンプルで速く、害もなく低コストな方法は、議会における自由投票だ」と述べ、首相がリーダーシップを発揮すれば、来週にでも実施出来ることだと話した。また、人権に関わる問題を世論調査によって決定すべきでないとする党の考えも明らかにした。

一方、野党労働党も同性婚を問う国民投票についてグループ討論会を行った。同党のショーテン党首は「国民投票のメリットについて、重大な懸念を持っている」と見解を述べた。同じく労働党のペニー・ウォン議員も、「国民が支持を表明しても、議会の保守派は反対に票を投じることが出来る」として、国民投票の意味がなく必要ないとの考えを示している。

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