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先住民少年の死を巡りWAで大乱闘

【パース30日AAP】   WA州で死亡した先住民の少年を巡り、裁判所の外で抗議者らが警察を攻撃する大規模な乱闘事件が発生した。

少年(14)の故殺罪に問われる男(55)は30日午前、カルグーリー裁判所に出廷予定だった。少年は盗んだバイクに乗っていたところ、茂みで男の車両と衝突したとされる。

およそ200人の抗議者らがフェンスを乗り越えて裁判所の敷地内に侵入しようとしたため、裁判所は閉鎖された。退去を命じられると、抗議者らは建物に向かって石などを投げつけた。乱闘は路上にも広がり、警官12人が負傷、パトカー5台と近隣のビジネスも損害を受けた。これまでに複数の逮捕者が出ており、今後その数は増える見通し。

警察は、今回の事件は人種差別ではなく、死亡した少年がたまたま先住民族であったのに過ぎないと主張している。被害者の家族や先住民族の年長者らも警察を支援し、騒ぎを落ち着かせようとしたという。

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