【シドニー31日AAP】 シドニー大学のシドニー・カレッジ・オブ・アーツ(SCA)の学生たちが、大学が予定している職員やコースの削減に反対する抗議行動を続けており、31日で10日が経過した。学生たちは要求が受け入れられるまでは抗議を止めないとしている。
大学側は職員60%の削減、陶磁器、ジュエリー、ガラス工芸クラスの閉鎖、シドニー中西部カラン・パークキャンパスの閉鎖を提案している。カラン・パークキャンパスには約700人の学生が通っており、抗議の学生たちは同キャンパスの事務室がある最上階を占拠している。
シドニー大学は学生らによる抗議行動を受けて声明を発表し、「学生らによる平和的な抗議行動は支持するが、SCAに関する改革案に変更はない」と大学側の態度を示した。学生グループの代表、スージー・フェイズ氏は、「大学は当初より抗議を支持していない」と反論。建物の外では学生らを支持する20以上の団体も抗議を続けている。