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タスマニアデビル 病気から回復で解放

【ホバート31日AAP】  世界最大の肉食有袋類であるタスマニアデビルを保護する、Save the Devil Programは31日、TAS州ストーニー・ヘッドの軍訓練場にタスマニアデビル33匹を解放した。いずれも伝染性である顔面腫瘍性疾患の治療を受け、完治している。

同プログラムのマネージャーであるサム・フォックス氏によると、訓練場にいる野生のデビルの数は相当数に増えており、「デビルにとって良い生息環境が整っている」と述べた。同訓練場は動物にとって野生環境で、デビルのほかにワラビーやウォンバットも生息しており、軍の訓練中に動物たちが傷つけられる可能性はほとんどないという。

またタスマニアデビルについては先ごろ、激減の理由とされてきた顔面腫瘍性疾患に対する遺伝的耐性が高まっているとする調査結果が発表されたばかり。数年間にわたって集められたデビルのDNAサンプルが、同疾患への耐性をはっきり示したと伝えらている。

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