【パース３１日ＡＡＰ】　　ＷＡ州のパース南部エスプラネードで、オーストラリアでは初めてとなる運転手のいないバス、「ＲＡＣインテリバス」が試運転を開始した。他の車両も通行する道路を乗客を乗せ、サイクリストや通行人などに対応しながら走行した。

ＲＡＣグループのテリー・アグニューＣＥＯは、「この初めの一歩が、今後の試運転、研究、共同開発など州内における無人バスの導入を取り巻く議論を活発にしてくれるだろう」と語った。試運転のルートは約２５分間で、乗客１１人を時速２５キロメートルで運ぶ。

ＷＡ州ではすでに、ピルバラ鉱山でリオ・ティントなどの資源企業が無人トラックを導入しているが、公道ではまだ使用されていない。ＷＡ州のビル・マーミオン・イノベーション相は、無人バスの導入により、イノベーションがいかに環境への影響を軽減できるか示してくれるだろうと話した。