【キャンベラ1日AAP】 連邦のジュリー・ビショップ外相は、イラクやシリアへ渡航を希望するオーストラリア人のうち約180人分のパスポートを無効にしたことが分かった。また24人に対しパスポートの発行を拒否した他、33人のパスポートを一時停止としている。
ビショップ外相は議会で1日、オーストラリア人約110人が海外で戦闘に参加したり、ISなどの過激派グループを支援していると報告した。さらに、これまで少なくともオーストラリア人65人が戦闘などで死亡したことも明らかにしている。
ビショップ外相は、現在世界において最大の脅威となっているグループの一つが、フランス、トルコ、イラク、アフガニスタン、バングラデシュなどのテロ事件と関わりがあるとされるISだとして、オーストラリアの安全保障問題においても緊急の課題との見解を示した。