【ブリスベン1日AAP】 オーストラリアの動物園経営者で環境保護活動家だったスティーブ・アーウィン氏の父、ボブ・アーウィン氏が、スティーブさんの没後10年を記念して、スティーブさんの回想録を出版することが分かった。今年10月に発売予定となっている。
44歳でこの世を去ったボブ・アーウィン氏は、2006年9月にドキュメンタリー番組の撮影中、アカエイに心臓を刺されて死去。今年77歳となる父親のボブ・アーウィン氏は、息子の回想録を執筆するための資料集めを行っていた際、スティーブさんが生前に両親への感謝を綴った手紙を発見。これも回想録に収められることになった。
スティーブさんは手紙の中で「自分の性格、道徳観、幸福感を培ってくれたのは両親だということに、30歳を過ぎた今やっと気づいた」と感謝の気持ちを綴っていた。またボブさんは、本の執筆を通して「スティーブさんの底知れぬエネルギー、ユーモア、自然への尽きない情熱を思い出した」と語った。