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カフェイン80倍コーヒー 医者が警鐘

【シドニー5日AAP】  SA州アデレードのカフェが売り出している、カフェインの含有量が普通サイズのコーヒーの80倍とされるコーヒー「アスキッカー」について、医者らが健康に深刻な被害を及ぼす可能性があるとして警鐘を鳴らしている。

「アスキッカー」コーヒーは、アデレードのカフェのオーナーが、知人の看護師から夜勤中に眠くならないコーヒーを依頼されたのをきっかけに考案され、ソーシャル・ネットワーク上でも大きな反響を呼んでいる。一方、オーストラリア医療協会(AMA)はカフェインの中毒性を指摘した上で、節度をもった摂取を呼び掛けている。

AMAによると、カフェインを過剰に摂取した場合、不眠、神経過敏、頭痛、めまい、脱水症状、不整脈などの症状が現れるという。カフェインを多く含むエネルギー飲料の危険性も指摘されており、2015年には3本の缶入りエネルギードリンクを飲んだ男性が、死亡する事故が起きている。また多量のカフェインを薬や漢方薬と併用した場合、重い副作用が出る可能性も示唆している。

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