【杭州4日AAP】 中国・杭州で開幕したG20サミットで、オーストラリアのターンブル連邦首相は財界首脳らに対し、経済的迅速の重要性について強く訴えた。
ターンブル首相は4日、G20サミットの初会合で、「急速に変化する世界経済に取り残されないよう、政府・財界が連携する必要がある」「経済改革、自由市場、開放的貿易に対する社会的信認を取り戻さなければならない」と述べた。
同氏はまた、世界経済の統合・複雑が進んだことで多くの国で大衆主義が広まり、保護貿易主義を求める声につながったとして、「事実や証拠に基づかない保護貿易主義や政治上孤立主義の助長を、傍観するべきでない」と述べた。