【メルボルン5日AAP】 自家製爆弾を使ったテロ攻撃を計画していたとして、昨年5月にメルボルンで逮捕された少年(18)に対する裁判が行われた。
少年は逮捕前、2013年のロンドンでのテロ計画に関与したジュナイド・フセインとメッセージを多数交換していた。フセインは昨年8月、シリアで死亡したとみられている。当時17歳だった少年は、簡易爆発物に関する文書の入手と、テロ攻撃に向けて爆発物を一部作製していた事実を認めた。少年の弁護人は、「少年は過激派組織のプロの勧誘者に洗脳された」と述べた。
検察側は、少年が非イスラム教徒を嫌悪するコメントをフェイスブックに多数投稿したと主張した。また、少年の自宅で発見された作製途中の爆発物には、ボストンマラソン爆発テロで使われた爆発物と同じ成分が含まれていたと訴えた。自宅押収物はさらに、自家製爆弾に関する暗号文書に載っている内容と一致した。同文書はアルカイダ雑誌からのもので、暗号を解くパスワードはアラビア語で「イスラム国永遠に」だという。