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タップ・アンド・ゴー普及で盗難増加

【アデレード6日AAP】   支払い時に暗証番号を必要としないタップ・アンド・ゴー(クレジットカードを機器にあてて読み取る)の普及により、SA州で財布やハンドバッグを盗まれてカードが使われる被害が増加している。  

バッグと財布の盗難事件をランダムに調べた結果、40%でタップ・アンド・ゴーによる支払い被害があった。市内のフードコートでハンドバッグを盗まれた女性は、6日後に銀行に連絡したところ、2175ドルの損害を受けていたことがわかった。SA州のポール・ディクソン警視総監補佐は、「泥棒は、簡単に使えるカード払いでの小規模な犯罪を狙っている」と警告する。

オーストラリア銀行協会(ABA)は、暗証番号を必要としないクレジットカードには身分詐欺を防ぐ安全機能が搭載されているが、常に用心し、盗難や紛失時には即座に銀行に連絡するよう注意を促した。また、罪がなく身分詐欺の犠牲となった場合、損失は消費者ではなく銀行が負うという。

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