【キャンベラ9日AAP】 連邦のジュリー・ビショップ外相は9日、北朝鮮が核実験を行ったとみられることについて挑発的な行為だとした上で、北朝鮮政府は核実験よりも自国民を救済するための努力をすべきとの見解を示した。
ロンドンで安全保障会議に参加しているビショップ外相は、「北朝鮮が核兵器や弾道ミサイルなどの一連の実験を行う一方で、北朝鮮の国民たちは苦境に置かれている」と指摘。「長期にわたり苦しんでいる国民にとっては、脅威的な行為を行う政府よりも国民のニーズに目を向けられる政府が必要」と述べた。
北朝鮮が9日に実施したとみられる地下核実験は、北朝鮮政府にとって5度目となり、過去8カ月では2度目となる。今回の実験は過去最大となる爆発の規模とみられている。