【シドニー11日AAP】 シドニー西部で男性が、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の影響を受けた男に刺される事件が発生した。
10日午後4時頃、ミントの自然保護地を歩いていた男性(59)が複数箇所を刺された。男性は重症を負い、ヘリコプターでリバプール病院に搬送された。犯人の男(22)は現場に駆け付けた警察官も刺そうとしたとされる。現場からは大型ナイフが発見され、警察は犯人の家宅捜索令状を発行した。
NSW州警察によると、刺された男性は犯人と面識がなかったとされるが、警察は計画的・意図的な犯行とみている。男はテロ対策班によってテロ行為と殺人未遂で起訴された。州警察のバーン副部長は11日、「警察とコミュニティが危険にさらされた非常に暴力的な事件だ」「犯人には過去に懸念すべき行動が見られたが、テロ集団との関連は知られていない」と発表した。
現場で犯人の男が叫んだ内容から、ISISの影響をうけていたとされる。男は11日、パラマッタ保釈裁判所で保釈を拒否された。