【ブリスベン17日AAP】 QLD州のジャッキー・トラッド州副首相は、ハリウッド俳優で環境保護活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ氏に対し、グレートバリアリーフの現状をいつでも視察に訪れて欲しいとメッセージを送った。ディカプリオ氏は先ごろ、ワシントンで開催された環境会議でサンゴの白化現象について語るなど、サンゴ礁の保護にも高い関心を示している。
ディカプリオ氏は会議において、サンゴ礁には様々な生き物が生息していたが、現在ではかつて例を見ないほどの大規模な白化現象により、荒廃してきていると指摘。「ハワイからフロリダ、マダガスカルからインドネシアまで、世界中のサンゴ礁が深刻な状況となっている」と話した。
トラッド副首相はディカプリオ氏に対し、「海洋保全や保護に対する情熱とコミットメントに敬意を表したい」と述べ、「いつでも好きな時に来て欲しい、大歓迎だ」と話した。グレートバリアリーフは現在、ユネスコが定める「危惧種」リストに記載されており、今年末に政府などの取り組みを見直すとしている。